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2005年 10月 13日
小学校以来の友人であるKcの結婚式の為、4日間滞在していたハワイから帰国。シカゴまで時差5時間の距離だというのに、2回も乗り継ぎ、14時間ぐらいかけて到着。疲れた。おまけにミネアポリスからの便では、コリアン小学生合唱団に出くわし、空港で即興合唱を聴くはめになり、座席もその軍団のど真ん中。イタい。
ハワイは、地理的に文字どおり日本とアメリカ本土の中間に位置する。歴史的にも古くから多くの日本人移民を受け入れ、太平洋戦争の舞台となり、今は合衆国の領土である。 昔、どこかで読んだ事があるのだが、陸続きであった場所が物理的に切断されると(海、河川、人為的境界)、文化/言語(方言)の差異がグラデーションではなく、急激に断絶されると。ただ、何らかのインタラクションは互いに維持される。ここハワイではどうか。確かに地理的には中間点に位置しているのだが、この太平洋の小さな島において、それは有効であるか。むしろそれは、ダイレクトに反映していた。ハワイのローカルフードに、ロコモコというのがあるが、日本の米に、USのbeefとeggが乗っかっているだけ。味はともかくとして、そのオーバーラップなしのダイレクトな衝突にある事を思った。 陸を伝わる間に、文化/食は、そのオリジナリティーを摩耗し、土地に融和していくのであろうが、中間に媒体のない場所同士では、むしろそのオリジナリティーは保たれる気がした。マレーシアンフードは、タイと中華のfusionであるが、それはロコモコとは違い、その伝播の過程でwell-mixedされている。なにか、この世界は見えないネットで張り巡らされていて、その編み目の密度によって、差異が決定されているような気がした。
by liberdade821
| 2005-10-13 16:28
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