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2005年 12月 27日
ちょっと変な言い方になるかもしれないが、旅の中で一番興奮する時間は、空港から街の中心部へ移動する時、あるいは街の中心部から空港に移動する時だと、僕は思う。
ブラジルでは、空港からのタクシーの車窓より、真っ黒に日焼けしたリアカーを引く若い男達や、眩いぐらいのトロピラルな植物、ファベーラと呼ばれるスラムや発展途上国ならではの、安く買い取った日本車がどこにでもあったりと、ブラジルという国をだいたい掌握できたし、オランダでは、整然と統制されたランドスケープにオランダ人の都市に対する姿勢を感じた。タイでは、慢性的に渋滞する道と、その疾走する猛スピードのタクシーに東南アジアのパワーを感じた。 今回、関空に降り立ってから神戸に行くまでの湾岸高速の70分は、そういった体験を凌駕する程、相対化され新鮮なものだった。大抵、どの都市でも空港から市の中心部に行く途中には一度、開発されていないエリア/郊外に出るものだが、このルートにはそれが全くない。ビル群の照明が、その代替として認められているアメリカではそれほど見る事の無い、赤く光る航空障害灯が、海のように延々とどこまでも続く。幾重にも重なり、うねる高速道路がアニメに出てきそうな未来都市の様相を醸し出す。どこまでも終わる事の無いこうした風景であるが、ルーズなものではなく退屈でない。 この風景はものすごくユニークであり、批判されがちな無秩序/無計画なジャンクスペーズも僕としては、なにかすごく大切にしてもいい風景であると感じた。
by liberdade821
| 2005-12-27 01:54
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